03 エンセス/01 エギネフの大地

エギネフの大地 - Ground†

なつかしきアケル†

かすかなルーツへ - Section 1†

再び訪れた場所ではないけれど懐かしさを覚える湖。
しかしあの精霊たちの気配はなく、水はただ紺碧の空を映します。
そこにデジャヴュではない確かな記憶が形となり現れました。

トレーベ「よーしよし止まれそこでとまれ！
　　　　死にたくなけりゃあ持ってるモノ全部置いてきな！
　　　　さもないとこの爆弾をアジわわせてやんぞ！
　　　　……。
　　　　ぁあ……？
　　　　お前らに会ったことなんかねェーッ！
　　　　いいからアイテム置いていｋ……ン誰だ貴様ァ！」

振り向くとパーティの背後から灰髪の男性がスタスタと歩いてきます。
しかし彼は、パーティやトレーベを無視しているようでした。

灰髪の男「邪魔だ、どけ」

トレーベ「ンだもう……俺様は本気だぞォーッ！」

トレーベが爆弾の導火線に火をつけた！

Don't use your discretion!

強盗トレーベ

灰髪の男 「……」
トレーベ 「クックックッ……10、９、８、７……６５、４……」

「……グウッ……バ、バカなこんなおいまてばくだくはつぁああああ」

敵を殲滅した！

Take a pride in your glory!

灰髪の男「……む？」

トレーベは自身の爆弾で木っ端微塵になり辺りに飛散しました。
灰髪の男はパーティを振り返り話し掛けます。

灰髪の男「……お前たちは、奇妙だ。
　　　　このイマージュは郷愁に近い。
　　　　そして何故リィタを感じさせる？
　　　　……。
　　　　お前たちに頼みがある。
　　　　私はこれからリィタという娘に会いに行く。
　　　　この滅び行くエンセスを存えるキーパーソンだ。
　　　　私は彼女のモラルを維持するために、
　　　　恨まれ、立ちはだかるロールを演じる。
　　　　手加減はするが、万が一ということもある。
　　　　彼女をどうか守ってやって欲しい。
　　　　不死人間の予知も及ばぬ、何かを成し遂げるハズだ。
　　　　旅の手助けをしてやってくれ」

灰髪の男はひるがえり、異様な速さで去っていきます。
彼が向かう先に果てしない橋が見えます。

アズのラインのコードゲット！（コード：2101）
　
　
　

アズのライン†

かすかなルーツへ - Section 2†

向こう岸見えぬ長い長い橋のたもとで、
灰髪の男と男女が対峙していました。

灰髪の男「探させたな、リィタ！　放蕩は終わりだ。
　　　クレスオール、貴様は死んでも許さんぞ！」

クレスオールは突然自分の右目を抉り取ると、
魔法でクリスタルに封じ込め、リィタに渡しました。

リィタ「クレスオール、これは……！」

クレスオールは答えず、
目にも留まらぬ速さで魔法を完成させると、
ェアストに放ちました。

クレスオール「デスクリプト！」

ェアスト「クォッ！」

ェアストの頭部が一瞬にして蒸発し、
しかしみるみる再生していきます。

クレスオール「その目は私のレリック。いつか君の力なるはず！
　　　　　　いいかいリィタ、イマージュを集めるんだ。
　　　　　　君は世界をなｇ……ァッ！」

再生したェアストが剣でクレスオールの心臓を貫いていました。

リィタ「クレスオール！　クレスオール！」

クレスオールは完全に息絶えていました。

リィタ「ェアストォ！」

ェアスト「父を名で呼ぶのか！」

リィタ「よくもよくもクレスオールをーッ！」

ェアスト「その怒りこそ我が心としれ！
　　　　クレスオール、殺しても足らぬ奴！」

リィタ「あなたを殺し、私も死ぬ！」

ェアスト「痴れ者め……！」

ェアストの影が伸び、年老いた竜人を姿取ります。

ェアスト「不可能な相手ではないはずだ。
　　　　その怨み晴らしたくば、退けて追って来い！
　　　　さもなくば、死んで終われ」

ェアストが翻り橋を渡り去るとともに、老竜人が襲い掛かってきました。

主の危機にフェレスが悲鳴する！
　　　パーティのポテンシャルが全開した！

Repel destruction, and survive!

ェアストのしもべ

リィタ 「このプレッシャー……ッ！」
エモリマ 「……あ……あー……あ」

「……悲しい……」

敵を殲滅した！

Take a pride in your glory!

リィタ「ェアスト、何を期待しているの？」

リィタはクレスオールを見下ろします。

リィタ「クレスオール……あなたの助言が必要なのに……」

傍らでエモリマの体は再び影に戻り、大気に蒸発しました。

リィタ「感じる……何かの記憶……。
　　　いえ、これは私達が確かに持っていたもの。
　　　これがエンセスの記憶のイマージュ」

リィタの目からはらはらと涙が流れました。

''リィタ「こんなに、懐かしい……。
　　　……。
　　　全ては忌まわしく知る価値もないもの。
　　　それがェアストの教えだった。
　　　クレスオールが私を連れ出し、
　　　人として育ててくれた。
　　　世界を教えてくれた。
　　　ェアストが憎んでいた全てが、
　　　かけがえのないものだと知った。
　　　私はェアストを倒す。
　　　　
　　　滅びを辞めさせ、イマージュを取り戻す！」

橋が不意に揺らぎます。

リィタ「さっきの戦い、巻き込んでしまってごめんなさい。
　　　でも、とても頼もしかった。
　　　お願い、私にチカラを貸して。
　　　この世界を形作っているイマージュを取り返し、
　　　ェアストの滅びから救うために！」

アズにつなぐ橋のコードゲット！（コード：2102）
　
　
　

アズにつなぐ橋†

かすかなルーツへ - Section 3†

いつ終わるとも知れぬ橋の先はかすみ、
夜とも朝とも分からぬ空は永遠に続いています。

しかし次第に橋は薄れ、足元が不確かになってきました。
遠くから声がします。

疲れた男性の声（急げ……）

消えゆく橋を駆け渡ると、やがて座り込む男性が見えました。
深い傷に呼吸は荒く、槍にすがりようやく立ち上がりました。

ウルテルフ「私は、この先の希望を、隠してきたウルテルフ……。
　　　　　奪われ……去り行く、世界を……伝えるために、
　　　　　お前たちの、前に……はだかる……者だ」

ウルテルフは槍を構えた！

Render and fight frantic efforts!

勇者ウルテルフ

ウルテルフ 「来い……焼き付けてやる……ッ」

「……これまで……か、ッハ」

敵を殲滅した！

Take a pride in your glory!

ウルテルフ「私を、心に刻み込め……。お前たちの中で、
　　　　　私の、存在……私の、イマージュは……残る……。
　　　　　この……橋と……ともに……」

ウルテルフは息絶え、しかし橋は今確かな足場を取り戻しました。
橋を渡り終えた先にいくつかのスポットが見えます。

アレドの庭のイマージュをゲット！
スニムビユ危峰のイマージュをゲット！
魔都ケサクリフィのイマージュをゲット！
絶境アガシャスサのイマージュをゲット！

リィタ「クレスオールが言っていた。
　　　エンセスは奥深いイマージュで成立している。
　　　今は知覚できなくても、多くのイマージュに触れ、
　　　感覚に慣れれば新しいレベルに気づくと。
　　　ここには何かある気がする。
　　　行き詰った時は、再びここに立ちましょう」

プロローグ - Prologue†