05 過去シナリオ/01 第1期/02 霧渓谷ロゥリス

霧渓谷ロゥリス - Ravine

霧の戦場

その霧は、死者の魂そのものだと言います。
……己の死に気付かぬ哀れな戦士らが相手を求め、
霧のたち込める渓谷をさ迷い続けているのだと……。

霧の中から人影が浮かび上がった！

霞ヶ丘

霧の戦士

薄霧のたちこめる狭い丘に、一人の男がいました。

エイクド「……お前たち、ロゥリスは初めてか？
　　　　わしはエイクド。この地の番人をしている者だ。
　　　　ここは、戦死者の魂が集まる闘争の地の果て……。
　　　　腕を磨きたいなら、力を貸してやろう。
　　　　……そら、早くも相手が見つかったようだ」

霧の中から人影が浮かび上がった！

エイクド「戦いに自信のないうちは、この丘に来るが良い。わしが力を貸してやる。
　　　　だが、渓谷の先にある『弔いの断崖』には近づくな。
　　　　そこには、相当の手練がいる。よほどの力が無い限り、勝つことはできんぞ」

エイクドの指差す先には、禍々しい姿をした断崖がそびえています。
気が付くと、いつの間にかエイクドの姿は霧の中に消えていました。

弔いの断崖のコードゲット！（コード：22）

弔いの断崖

ルディリアの光

悲しげな風吹き荒ぶ断崖の絶壁に、一人の女性がいました。

ルディリア「私はルディリア。古に受け継がれ続る殺人剣の最後の伝承者。
　　　　　遠き日に名を馳せしこの技は、ふさわしい使い手に伝えねばならぬ。
　　　　　朽ちた身にあれど今だ冴える剣、御身らがそれでもしりぞけるなら、
　　　　　託してよかろう！」

ルディリアは不気味な妖気を放つ剣を構えた！

ルディリア 「……名もなき人殺しの技なれど、その使い手は世を救いうるもの……。
　　　　　我が父たりし師エイクドがそうであったように……私も、かくありたかった。
　　　　　彼の精神を受け継ぐ前に、私は不死に魅入られ、利用された。
　　　　　エイクドが伝えたかったことを、私は継ぐことができなかったのだ。
　　　　　それが、彼を現世に縛り付けている……。
　　　　　私は、自身の過ちを悟ったが、このけがれた剣で彼に報いることはできない。
　　　　　彼とともに戦い、彼に学んだあなた達に頼みたい。
　　　　　彼の教えが間違っていなかったことを伝え、
　　　　　戦いの呪縛から解き放つために、どうか私に力を貸してくれ……！」

ルディリアは幻のように消えてしまいました。

ルディリアから覚醒スキルを託された！

パーティは弔いの断崖を後にしました。